#高校世界史B 第2章 東南アジアの諸文明
山川出版社高校世界史B第2章東南アジアの諸文明より問題を抜粋しました。教科書と資料集等を読み込めば必ず解ける問題ばかりなので是非挑戦してみて下さい。もし誤りがある場合はTwitterで教えていただけるとありがたいです。
ビュー数696平均正答率69.1%全問正解率27.3%
正答率などの反映は少し遅れることがあります。
1. 次の写真はベトナム北部のある文明下で使用された銅鼓という青銅器です。ある文化とは何?
正解は「ドンソン文化」です。銅鼓は中国南西部から東南アジア各所で発掘された青銅祭器の一つ、簡単に言えば片面しかない儀式のときに使う太鼓になりますね。チャビン文化はペルーのアンデス高地に、サーフィン文化はベトナム南部の青銅器文化です。
2. 次の地図は11世紀頃のベトナムの地図です。①と②に該当する国、王朝の名前の正しい組み合わせは?
- ①ー大越国 陳朝 ②ーカンボジア
- ①ー大越国 李朝 ②ーチャンパー
- ①ーチャンパー ②ー大越国 陳朝
正解は「①ー大越国 李朝 ②ーチャンパー」です。陳朝は李朝の次に続きますが11世紀と指定してるので11世紀初めに北ベトナムを中心に台頭した大越国の李朝が正解となります。②はチャンパーとなり17世紀まで中〜南ベトナムに鎮座することになります。カンボジアはカンボジアです。(ベトナムの隣ら辺)
3. 次の写真はカンボジアに存在するとある寺院である。この寺院の名前と所属する宗教の組み合わせとして正しいものは?
- アンコールワット 仏教
- ボロブドゥール 仏教
- アンコールワット ヒンドゥー教
正解は「アンコールワット ヒンドゥー教」です。カンボジアに存在するこの寺院は代表的なヒンドゥー教寺院の一つです。一応ヒンドゥー教寺院建築の特徴として本殿の上に多重構造の屋根や高塔があることが挙げられますが同項で登場するボロブドゥールとしっかり宗教も区別して覚えちゃいましょう。ボロブドゥールはジャワ島シャイレンドラ朝の下で作られた仏教寺院です。
4. 11世紀頃現在のミャンマーでビルマ人により起こった統一王朝は?
正解は「パガン朝」です。ビルマ族の、統一王朝として元の侵攻を受けるまで現在のミャンマーで栄えました。スコータイ朝はタイのタイ族最古の王朝、シャイレンドラ朝はジャワ島の仏教国です。選択肢のパガン朝とスコータイ朝は上座部仏教を、シャイレンドラ朝は大乗仏教の信仰が盛んだったいずれも仏教国になります。
5. シュリーヴィジャヤ王国について正しく記述したものは?
- 仏教が盛んに信仰され義浄がインド往復の際滞在した。
- 大唐西域記にはこの国の様子がまとめられている。
- この国は元の侵攻を撃退した。
正解は「仏教が盛んに信仰され〜」です。この国にはインド往復の際、義浄が滞在しこの国の様子を南海寄帰内法伝でこの国の様子も記しています。大唐西域記は玄奘が著した書物、シュリーヴィジャヤ王国があるスマトラ島には元の侵攻はなく、実際に遠征があったのは日本、ベトナム、ミャンマー、ジャワ島でミャンマー以外は遠征の結果は失敗とされています。
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