テーマごとに鉄道知識をチェック！ #勝手に鉄道検定：東海道新幹線

東海道新幹線を走る営業運転の列車は、全て16両編成です。下り（新大阪・博多方面）では1号車が先頭となり、上り（東京方面）では16号車が先頭となります。

「ハローキティ新幹線」や「ひかりレールスター」は山陽新幹線で見ることができます。これらの車両が東海道新幹線区間（東京駅～新大阪駅）で運行されることはありません。

2020年12月現在、東海道新幹線区間（東京駅～新大阪駅）で「のぞみ」が停車するのは東京駅、品川駅、新横浜駅、名古屋駅、京都駅、新大阪駅の6駅です。かつては新横浜駅や名古屋駅を通過する列車も設定されていましたが、現在のところ前述の6駅には全ての列車が停車します。

東海道新幹線では、車両タイプの違いによる料金の差異はありません。N700Sに出会えたらラッキーですね。ちなみに、東武鉄道では同じ特急の「けごん」と「きりふり」では値段に差があります。このように、設備や停車駅などの違いで値段が異なるケースはあります。

ダイヤ乱れなどにより普通車全席自由席（グリーン車以外自由席）の「のぞみ」が設定されることがありますが、定期運行では1～3号車が自由席です。ちなみに、「ひかり」の自由席は1～5号車、「こだま」の自由席は列車によって変動することがありますが基本的には1～6号車と13号車～16号車です。こだまは自由席の方が多いですね。

「ひかり」には静岡県内に停まるものと停まらないものがあります。静岡県内に停まらない「ひかり」は新横浜駅の次が豊橋駅、または小田原駅の次が名古屋駅という停車パターンとなります。静岡県民的には嬉しくない存在かと思いますが、東京～名古屋間を移動される方は是非とも静岡県に停まらないひかりのご利用もご検討ください。

改札を出ずに新幹線を乗り継ぐ場合、特急券を列車ごとに分ける必要はありません。話を簡単にするために自由席としましたが、指定席でも同じです。特急券は分けると高額になってしまうケースが多いので、分けなくていい場合は分けないことをおススメします。EX予約でも時刻指定ではなく「列車名指定」とすることで、途中駅で列車を乗り換える場合の利用が可能となります。

東海道新幹線（普通車）の座席配置は、3人掛け（A,B,C）が太平洋側、2人掛け（D,E）が富士山・琵琶湖側となります。グリーン車の場合は3+2ではなく2+2のゆったりとした座席配置となりますので、富士山・琵琶湖側にはC席とD席があります。ちなみに、東北新幹線の普通車でも3人掛け（A,B,C）が太平洋側です。

「のぞみ」で東京駅～新大阪駅を移動するときの所要時間は、およそ2時間30分です。1時間30分は品川駅～名古屋駅間の所要時間に近いです。「ひかり」で東京駅～新大阪駅を移動すると、およそ3時間です。

天気など条件が揃えば、静岡駅から少し西に進んだ安倍川駅付近にてA席からも富士山が見えます。車内チャイムについて、JR東海車は「AMBITIOUS JAPAN!」、JR西日本車は「いい日旅立ち」です。東海道新幹線の駅があるのは安城駅ではなく「三河安城駅」です。ちなみに、並行在来線である東海道線の快速・新快速・特別快速は三河安城駅を通過します。