テーマごとに鉄道知識をチェック！ #勝手に鉄道検定：近鉄大阪線[4日目]

近鉄大阪線の駅の組み合わせは、「大阪上本町、大和高田、大和八木」です。「大阪阿部野橋、高田市、橿原神宮前」は近鉄南大阪線、「大和西大寺、大和八木、橿原神宮前」は近鉄橿原（かしはら）線の組み合わせです。まとめますと、大和八木駅では「近鉄大阪線」と「近鉄橿原線」が、橿原神宮前駅では「近鉄南大阪線」と「近鉄橿原線」に加えて「近鉄吉野線」が利用できます。大和高田駅と高田市駅は徒歩20分ほどの距離ですが、近鉄を利用した場合は大和八木駅と橿原神宮前駅で乗り換えて30分というように遠回りです。

「桜井駅」「名張（なばり）駅」は近鉄大阪線、「古市駅」は近鉄南大阪線の駅です。桜井駅では、奈良駅～高田駅を結ぶ「JR桜井線（万葉まほろば線）」にお乗り換えできます。名張駅は三重県に位置しますが、近鉄大阪線の急行や特急を利用すると1時間前後で大阪の都市部にアクセスできます。名張駅で乗り換えられる路線はありませんが、JR名松（めいしょう）線は名張駅まで延伸する計画でした。ちなみに、近鉄南大阪線の古市駅には、河内長野駅方面へと向かう「近鉄長野線」も通ります。

近鉄大阪線と近鉄橿原線は、「新ノ口（にのくち）連絡線」と「八木西口連絡線」を介して繋がっています。「京伊（けいい）特急」とも呼ばれる京都方面と伊勢・鳥羽方面を結ぶ特急列車は、新ノ口（にのくち）連絡線を通って大阪線と橿原線を往来します。長野線と直通する路線は、南大阪線です。「橿原線と吉野線」「大阪線と長野線」は、線路の幅が異なります。（大阪線・橿原線などは1,435mm、南大阪線・吉野線などは1,067mm）営業運転で線路幅の異なる路線を直通することはありませんが、回送列車は台車を変えて走ります。