テーマごとに鉄道知識をチェック! #勝手に鉄道検定:奥羽本線[秋田~青森]
奥羽本線のうち、秋田~青森の区間に関する問題を10問を出題します。6問以上の正解で合格です!
ビュー数1381平均正答率78.7%全問正解率12.6%
正答率などの反映は少し遅れることがあります。
1. JR奥羽本線と東北・北海道新幹線の乗り換え駅は、新青森駅である。〇か×か?
JR奥羽本線は、新青森駅で東北新幹線および北海道新幹線と接続をします。新幹線は、新青森駅よりも南側がJR東日本の東北新幹線、新青森駅よりも北側がJR北海道の北海道新幹線となります。また、JR奥羽本線の秋田駅では秋田新幹線「こまち」と接続をします。秋田新幹線とは言え、盛岡駅~秋田駅の区間では在来線であるJR田沢湖線とJR奥羽本線を経由します。このように、新幹線が在来線に直通する方式を「ミニ新幹線」といいます。
2. JR奥羽本線は、奥浜名湖駅~羽田空港駅を結ぶ路線である。〇か×か?
JR奥羽本線は、東北地方を走る路線です。奥羽地方は、かつて東北地方にあった陸奥国(奥州)と出羽国(羽州)の総称です。よって、奥羽本線は「奥」が付く駅と「羽」が付く駅を結んでいる訳ではありません。ちなみに、奥浜名湖駅は静岡県を走る天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線の駅です。2021年4月現在、厳密に言うと羽田空港駅という駅は存在しません。(羽田空港第1ターミナル駅などは実在)
3. JR東日本の路線であるJR奥羽本線に関して、正しい記述はどれか?
- 九州新幹線と直通する
- 京都駅~下関駅を結ぶ
- "おううほんせん"と読む
JR奥羽本線(おううほんせん)は、福島駅~青森駅を結ぶ路線です。山形新幹線や秋田新幹線の列車は、奥羽本線の一部区間を経由します。かつてはJR東北本線も福島駅と青森駅を通りましたが、経路が違います。奥羽本線は山形駅や秋田駅などを経由し、東北本線は仙台駅や盛岡駅などを経由しました。東北本線(現在は東京駅~盛岡駅)はかつて最長の在来線でしたが、盛岡駅~青森駅が第三セクターに移行したことで最長ではなくなりました。今では、JR山陰本線(京都駅~幡生駅)が在来線最長です。幡生(はたぶ)駅は下関駅の隣駅です。
4. かつては「スーパーはつかり」としても活躍していたE751系で運転される、JR奥羽本線を走る在来線特急はどれか?
全国を走る特急や新幹線では、走行する地域に関連した愛称が選ばれることも多いです。JR奥羽本線を走る「つがる」は、青森県西部を指す津軽地方に由来します。JR北海道の特急「宗谷」は宗谷岬や宗谷本線に、JR四国などを走る特急「しまんと」は四万十川に由来します。かつて青函トンネルを経由して盛岡駅~函館駅(走行区間は廃止時のもの)を結んだ列車に、特急「はつかり」があります(由来は初雁)。新型車両E751系で運転された「スーパーはつかり」(盛岡駅~青森駅)は、東北新幹線の延伸により2年で廃止となりました。
5. 「日本一の大太鼓」でも知られる北秋田市に位置する鷹ノ巣駅(鷹巣駅)には、JR奥羽本線の他に1路線が通る。その路線を運営する鉄道会社はどれか?
- もりよし森林鉄道
- 阿仁合縄文ライン
- 秋田内陸縦貫鉄道
鷹ノ巣駅には、JR奥羽本線と秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線(スマイルレール秋田内陸線)が通ります。ちなみに、秋田内陸線では鷹ノ巣駅ではなく鷹巣駅と表記します。秋田内陸線は、鷹巣駅~角館駅を結ぶ路線です。沿線からは、森吉山を見ることができます。秋田内陸線には急行「もりよし」が走り、阿仁前田温泉駅には温泉施設「クウィンス森吉」が併設されています。また、縄文小ヶ田駅は縄文時代の遺跡である「伊勢堂岱遺跡」へのアクセスに便利です。また、鷹ノ巣駅がある北秋田市は「バター餅」が有名ですので、是非ご賞味ください。
6. 温泉を活かして栽培される「もやし」も有名な温泉地の最寄り駅はどこか?
「大鰐温泉もやし」は、地熱や温泉水を利用して土耕栽培される大きなもやしです。土を洗い流すのにも温泉水が利用されるほど、温泉をふんだんに活用したもやしとなっています。大鰐温泉へは、JR奥羽本線の大鰐温泉駅が便利です。ちなみに、付近には弘南鉄道大鰐線の大鰐駅もあります。名前は異なりますが、大鰐温泉駅のすぐ隣です。ダミーの選択肢である川渡(かわたび)温泉駅、中山平温泉駅は共にJR陸羽東線(奥の細道湯けむりライン)の駅です。陸羽東線には他にも鳴子温泉駅、鳴子御殿湯駅など温泉に関する駅が多くあります。
7. 忠犬ハチ公の故郷としても知られる大館の駅や駅周辺に関して、間違っている記述はどれか?(2021年4月現在)
- 廃線跡を人力トロッコが走る
- 快速「八幡平」が発着する
- 東急の車両が保存されている
渋谷駅のハチ公像で有名な忠犬ハチ公は、秋田県大館市の生まれです。大館駅前には「秋田犬(あきたいぬ)の里」があります。秋田犬に関する展示はもちろん、敷地内には鉄道車両や廃線を活用したトロッコがあります。ハチ公像の目の前にあり渋谷の観光案内所として親しまれていた東急の初代5000系電車(青ガエル)は、2020年9月に秋田犬の里へ移設されました。また、大館駅には小坂鉄道が通っていましたが、この廃線跡を手こぎトロッコで楽しむことができます。JR花輪線経由の快速「八幡平」は2015年に廃止となりました。
8. 「なまはげ」で有名な男鹿半島を走るJR男鹿線の起点駅にはJR奥羽本線も通る。この駅に関して、正しい記述はどれか?(2021年4月現在)
- 駅名は「泉外旭川」である
- Suicaの簡易改札機がある
- リゾートしらかみが停車する
JR男鹿線の起点駅でもあり、JR奥羽本線も通る駅は「追分駅」です。追分駅には、観光列車「リゾートしらかみ」が停車します。リゾートしらかみに乗車後、男鹿半島を旅する場合は追分駅で降りると便利です。男鹿線の区間は追分駅~男鹿駅ですが、全列車が秋田駅まで乗り入れます。よって、男鹿線の列車は泉外旭川駅も経由します。2021年3月には、男鹿線を走る全ての列車が蓄電池電車「ACCUM」となりました。秋田エリアにはSuicaの簡易改札機はありません。秋田エリアのSuica対応は2023年春以降の予定です。
9. 観光列車「リゾートしらかみ」に関して、間違っている記述はどれか?
- 撫牛子駅を2回通過する
- 秋田~東能代は指定券が不要
- 全列車が弘前駅に停車する
観光列車「リゾートしらかみ」は全席指定席の臨時快速列車です。基本的には指定券が必要ですが、青森駅~新青森駅のみを利用する場合は乗車券のみで空席に座れる特例があります。よって、指定券が不要となる区間は秋田駅~東能代駅ではなく青森駅~新青森駅です。「リゾートしらかみ」は最大で1日6本(3往復)の運行です。このうち、4本が青森駅発着、2本が弘前駅発着です。青森駅発着の列車も弘前駅を経由しますので、全列車が弘前駅に停車します。青森駅発着の列車は、弘前駅の隣にある撫牛子(ないじょうし)駅を2回通過します。
10. JR奥羽本線の秋田駅~青森駅の区間に関して、正しい記述はどれか?
- 大釈迦(おおしゃか)駅がある
- 刈和野駅~神宮寺駅は三線軌条区間である
- 一部の普通列車は、津軽湯の沢駅を通過する
刈和野駅~神宮寺駅では、秋田新幹線の行き違いなどのため単線並列ではなく新幹線側のみ複線となっています。そのため、秋田新幹線(1,435mm)と奥羽本線の普通列車(1,067mm)の共用区間が生じ、三線軌条となります。しかし、秋田駅~青森駅の区間ではないので選択肢としては間違いです。秋田駅~青森駅の区間には、津軽湯の沢駅や大釈迦(だいしゃか)駅があります。普通列車でありながら、一部の列車は津軽湯の沢駅を通過します。同じように、JR羽越本線の女鹿駅、折渡駅、桂根駅などは一部の普通列車が通過します。
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