テーマごとに鉄道知識をチェック! #勝手に鉄道検定:五能線
JR五能線に関する問題を10問を出題します。6問以上の正解で合格です!
ビュー数593平均正答率78.8%全問正解率25.0%
正答率などの反映は少し遅れることがあります。
1. 東北地方を走るJR五能線の沿線には、パイナップルの木が立ち並ぶ。〇か×か?
JR五能線は、東北地方と青森県と秋田県を通ります(路線としての区間は後の問題にて解説)。寒冷地なので、パイナップルを育てるには厳しい気候です。五能線の藤崎駅付近では、リンゴの木が多く立ち並びます。青森県のリンゴ生産量は第1位であり、日本全国の約6割を占めます(平成30年度統計)。リンゴの品種に「ふじ」がありますが、「ふじ」の発祥地として知られるのが五能線も通る青森県藤崎町です。気候や土壌に恵まれ、リンゴ栽培に適した地となっています。五能線に乗車された際は、ぜひ藤崎町付近のリンゴ園をご覧ください。
2. JR五能線は、青函トンネルを通って津軽海峡を渡る。〇か×か?
JR五能線は青森県を通りますが、津軽海峡は渡りません(路線としての区間は後の問題にて解説)。現在、青函トンネルを通って津軽海峡を渡るのは北海道新幹線とJR海峡線のみです。北海道新幹線、JR海峡線ともにJR五能線とは接続していません。JR海峡線は貨物専用路線のような状態となっており、青函トンネルを渡る在来線の旅客列車はクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島(トランスイートしきしま)」のような臨時列車のみです。四季島には五能線コースが存在しますが、四季島自体が五能線を走ることはありません。
3. JR五能線には長く海沿いを走る区間があるが、その海はどれか?
JR五能線が面する海は、日本海です。およそ80km(鯵ヶ沢駅付近~八森駅付近)にわたって、車窓から日本海の景色を楽しめます。観光列車「リゾートしらかみ」に乗車すると、海が綺麗に見えるポイントで徐行運転をしてくれます。列車によって徐行する場所は異なるかもしれませんが、自分が乗車したときは青森県と秋田県の県境付近(大間越駅~岩館駅)で徐行運転をしてくれました。太平洋の景色はレストラン列車「TOHOKU EMOTION」などが走るJR八戸線など、オホーツク海の景色はJR釧網本線などからご覧になれます。
4. 観光列車「リゾートしらかみ」も走るJR五能線沿線にある世界自然遺産として、正しいものはどれか?
JR五能線の沿線に位置する世界自然遺産は、「白神山地」です。「知床(北海道)」「屋久島(鹿児島県)」も世界自然遺産ですが、JR五能線の沿線ではありません。観光列車「リゾートしらかみ」の名も、「白神山地」に由来します。「リゾートしらかみ」には3つの車両があり、それぞれ「橅(ぶな)」「青池」「くまげら」といいます。白神山地は貴重な「ブナ」の原生林であり、国の天然記念物に指定されている鳥の「クマゲラ」も生息します。インクを垂らしたようなくっきりとした青色の「青池」は、白神山地の代表的なスポットです。
5. JR五能線にある駅として、間違っているものはどれか?
等々力(とどろき)駅は、東京都世田谷区に位置する東急大井町線の駅です。付近には都心とは思えないほど自然豊かな「等々力渓谷」があります。JR五能線にも"とどろき"がありますが、等々力駅ではなく驫木駅です。非常に難読な漢字ですが、驫木で「とどろき」と読みます。十二湖駅は青池の最寄り駅であり、青池観光の拠点となるリゾート施設「アオーネ白神十二湖」まで送迎バスが出ています。観光施設「ウェスパ椿山」は2020年10月に閉館しましたが、今もウェスパ椿山駅からは「黄金崎不老ふ死温泉」への送迎バスが出ています。
6. 観光列車「リゾートしらかみ」に関する説明として、正しいものはどれか?(ただし、特例区間については考慮しないものとする)
- 全席指定席の快速である
- 全席指定席の特急である
- 一部自由席の快速である
観光列車「リゾートしらかみ」は、臨時快速列車の扱いとなります。特急ではないので「青春18きっぷ」などでもご利用になれますが、別途530円(閑散期は330円)の指定券を購入する必要があります。普通の座席の他にも、個室のようなボックスシートがあります。ボックスでも指定券の値段は変わりません。全席指定席のリゾートしらかみですが、青森駅~新青森駅のみの利用であれば指定券は不要です。青森駅~弘前駅などの利用は指定券が必要です。青森駅~新青森駅の特例は特急「つがる」も同様で、この区間内は特急券が不要です。
7. JR五能線の区間として、正しいものはどれか?
- 青森駅~秋田駅
- 川部駅~東能代駅
- 五所川原駅~能代駅
JR五能線(ごのうせん)は、川部駅~東能代駅を結ぶ路線です。川部(かわべ)駅、東能代(ひがしのしろ)駅では共にJR奥羽本線(おううほんせん)と接続します。観光列車「リゾートしらかみ」の運行区間は青森駅~秋田駅ですが、五能線の両端を奥羽本線が挟んでいる形です。奥羽本線(青森~弘前~川部)・五能線(川部~東能代)・奥羽本線(東能代~秋田)の通りに経由していきます。五能線は、元々は別の路線であった五所川原線と能代線を合体して作られた路線です。駅としての五所川原・能代ではなく、路線名の頭文字が由来です。
8. 観光列車「リゾートしらかみ」の車内で行われるイベントとして、間違っているものはどれか?
- 津軽弁の「語り部」実演
- バスケシュートチャレンジ
- 津軽三味線の生演奏
選択肢は全て「リゾートしらかみ」の乗車中に楽しめるイベントです。列車の最前部・最後部にある展望フリースペースでは、津軽三味線の生演奏や津軽弁の「語り部」実演が楽しめます。この様子は、車内にあるモニターでもご覧になれます。能代(のしろ)はバスケの街としても有名で、能代駅のホームではバスケシュートチャレンジが楽しめます。その他、千畳敷駅では千畳敷海岸の散策も楽しめます。これらのイベントは、1列車で全てを行う訳ではありません。楽しめるイベントは列車ごとに異なるので、ホームページなどでご確認ください。
9. JR五能線の沿線にある名所や名物に関する説明として、正しいものはどれか?
- 白い砂浜の千畳敷海岸
- 津軽富士とも呼ばれる釜臥山
- 木造駅の「しゃこちゃん」
JR五能線の木造(きづくり)駅は、駅舎が土偶の形をしていることで有名です。駅舎の土偶は「遮光器土偶(しゃこうきどぐう)」がモデルになっており、愛称は「しゃこちゃん」です。列車が接近すると「しゃこちゃん」の目が光りますが、これは駅員さんが手動で操作しているそうです。津軽富士・千畳敷海岸は五能線沿線で見られるものですが、詳細が間違っています。津軽富士は岩木山(いわきさん)であり、釜臥山(かまふせやま)は下北半島に位置します。釜臥山展望台からは夜景が綺麗に見えます。千畳敷海岸は砂浜ではなく、岩場です。
10. JR五能線の説明として、正しい記述はどれか?(2021年4月時点)
- 2021年3月から新型車両HB-E300系が運行を開始した
- 快速「深浦」は、2021年から「あきた白神駅」に停車するようになった
- 途中の駅で「走れメロス号」に乗り換えることができる
JR五能線の五所川原駅では、津軽鉄道に乗り換えられます(津軽鉄道は、津軽五所川原駅)。小説家・太宰治氏が生まれた金木村(現・五所川原市金木町)は津軽鉄道の沿線にあり、津軽鉄道では小説のタイトルをモチーフにした「走れメロス号」が運行されています。津軽鉄道は、「ストーブ列車」でも有名です。2021年3月から五能線では普通列車用の新型車両GV-E400系が走っています。HB-E300系はリゾートしらかみの橅・青池編成の車両であり、2021年以前から走ります。快速「深浦」は2014年に廃止されています。
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