南アジア・辛口 #世界のことばわかるかな？

発音は「アプナルナムキ」 有名なアッサムティーの本場、インド・アッサム州の公用語。 ベンガル文字の変種(といってもほとんど変わらない)アッサム文字を使用しています。 油を多量には使わず野菜や豆を多く使用するアッサム州の伝統料理が健康にいいことから、近年インド国内外で注目されているようです。 なお問題文は全て「あなたの名前は何ですか？」の意味です。

発音は「ニンナルテペーレンダーン」 インド・ケーララ州などで話されている、ドラヴィダ語に属する言語。 タミル語から分離する段階で初期タミル語から多く影響を受けていることから「タミル語の妹」と呼ばれ、文字はタミル文字をもっと複雑にしたようなマラヤーラム文字を使用しています。 余談ですがS&Bのケララカレー、ケーララの味がするかと言われると？ですが、作者は市販のカレールーの中では一番好きです。

発音は「アーパナンカラナーマカナ」 インド・オリッサ州の公用語で、ベンガル語などと近縁。 文字は昔のベンガル文字を改良した、坊主頭のような丸っこいオリヤー文字を使っています。 元々ヤシの葉の上に表記する際、横線が書けなかったことから丸くなったと言われています。 ミャンマーのビルマ文字も同様の理由なので、丸い文字界隈では割とあるあるなのかもしれませんね。

発音は「タヴァハーンジョナーロチャーアーヘ」 パキスタン・シンド州やインド・ラージャスターン州などで話されている言語。 パキスタンではペルシャ・アラビア文字を改良した文字で書かれますが、ウルドゥー語がナスタアリク書体であるのに対し、シンド語はアラビア語と同じナスフ書体で書かれます。 インドではテーヴァナーガリー文字を使用。 その豊富な語彙から、多くの様々な文学が残っています。

発音は「スターノムツァデー」 アフガニスタンの公用語ですが、パキスタンでの話者が多数派です。 地方により方言差が激しく、同じパシュトー語話者でも意思疎通が不可能なこともあるそうです。 ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんはパキスタンのパシュトゥーン人ですね。

発音は「トゥハダナンキャーヘー」 パキスタン・パンジャーブ州南西部などで話されている言語。 パンジャーブ語の変種ラーンダー語の方言です。 話者人口は1800万人弱とパキスタン国内ではウルドゥー語話者より多いのですが、いかんせんまだ地位が低く、中には「サライキスタン」として独立する向きもあるそうです。

発音は「バヴァタハナーマキム」出ましたインド世界の古語の覇者。ヒンドゥー教や仏教などインド世界の人々の精神の拠り所となってきた聖典や哲学の言語で、古語でありながらなんと今でも2万5千人以上の母語話者がいます。最近全編サンスクリットのアニメも出来ました。是非いにしえのロマンを現代的な娯楽で楽しんでみてはいかが？

発音は「ニーペールエーミティ」 インドのアーンドラプラデーシュ州・テランガーナ州などで話されるドラヴィダ系言語。 その母音の豊富さから「東洋のイタリア語」とも呼ばれています。 文字は丸っこい形が可愛らしいテルグ文字を使用しています。 南インドのお米が多く獲れる地域のため、英語ではriceで済ませてしまうものを、日本語と同じように「お米」「ご飯」「稲」などそれぞれ独立した単語で表しています。

発音は「ニンマヘサレーヌ」 インド・カルナータカ州などで話されている言語。 文語と口語のダイグロシアで、口語はさらに様々な方言に分かれています。 文字はテルグ文字によく似ていて曲線の多いカンナダ文字を使用。 カンナダ語話者が多い都市バンガロールはベジタリアンが多いインドの中でもかなり肉食。若者向けの夜遊びスポットも豊富です。犯罪に気をつけて素敵なインディアンナイトを。

発音は「アーパレナーヴカーイアーヘ」 インド・マハーシュートラ州などで話される言語。 ヒンディー語と似ておりある程度の疎通が可能ですが、マラーティー語には中性名詞があるなどの違いも。 デーヴァナーガリー文字を使いますが、マラーティー語では子供にやさしい文字という意味のバールボードと呼んでいます。 インド映画の聖地ボリウッドがあるムンバイはマラーティー語の名称。その前はボンベイでしたよね。