#イスラーム世界クイズ<世界史>
世界史でもお馴染みイスラーム世界の範囲から出題します。どんとこい!
ビュー数335平均正答率43.3%全問正解率0.0%
正答率などの反映は少し遅れることがあります。
1. 次のうち、スンナ派に関して述べた文として正しいものを選べ。
- スンナ派の中では十二イマーム派が穏健派として知られる。
- アズハル学院はスンナ派の最高学府である。
- セルジューク朝は14世紀以降、スンナ派の教義を信奉するようになった。
十二イマーム派はシーア派の中の穏健派である。
セルジューク朝は建国当初からスンナ派であり、14世紀初頭には滅んでいる。
2. マムルーク朝の( A )はイル=ハン国の( B )率いる軍を1260年に撃破した。
- A-バイバルス1世 B-フラグ
- A-トゥグリル=ベク B-ガザン=ハン
- A-ウスマーン B-ラシード=アッディーン
トゥグリル=ベクはセルジューク朝の創始者、ガザン=ハンはイル=ハン国の第7代ハン。
ウスマーンは正統カリフ時代の第3代カリフ、ラシード=アッディーンはガザン=ハン時代の宰相で、『集史』を編纂した人物。
3. 西暦622年に、預言者ムハンマドが信者を率いてメディナに移住した事件の名称を選べ。
ジハード(聖戦)はムスリムたちによるアラビア半島外への征服活動のこと。
シャリーアはイスラーム法のこと。
4. アッバース朝について述べた文として正しいものを選べ。
- 土地を所有している場合アラブ人でもハラージュが賦課され、イスラーム教徒間の平等が実現した「イスラーム帝国」である。
- 751年のタラス河畔の戦いで唐を破り、この戦いで捕虜となった唐人から細密画(ミニアチュール)の技術が伝播した。
- 第4代カリフのアリーが暗殺された後にムアーウィヤによって創始され、シーア派勢力を弾圧した。
ムアーウィヤが創始したのはウマイヤ朝である。
タラス河畔の戦いを契機に中国から伝わったのは製紙法である。
5. スルタンについて述べた文として正しいものを選べ。
- スルタンは教権を保持する者を指し、世俗的支配権を有するカリフに対応するものである。
- スルタンはセルジューク朝の始祖・トゥグリル=ベクがアッバース朝のカリフから授けられた称号である。
- スルタンはブワイフ朝に与えられた称号で、ブワイフ朝はこれをシーア派における権威付けとして利用していた。
スルタンとカリフの説明が逆。
アッバース朝カリフからブワイフ朝に授けられた称号は大アミール。
6. 『世界史序説』を著した人物として正しい者を選べ。
- イブン=ハルドゥーン
- イブン=ルシュド
- イブン=バットゥータ
イブン=ルシュドはムワッヒド朝に仕え、アリストテレスの著作の注釈を書いた哲学者。
イブン=バットゥータは『旅行記(三大陸周遊記)』を著した人物。
7. 隊商宿、学院、市場のそれぞれの名称として正しいものを選べ。
- ワクフ、マドラサ、ハンマーム
- キャラヴァンサライ、マドラサ、スーク
- キャラヴァンサライ、マスジド、ハンマーム
マスジドは礼拝堂、ハンマームは浴場、ワクフは公共施設の建設・維持のための社会的な寄進の手法のこと。
8. 15世紀ごろのイスラーム世界について説明した文として、時代的にありえないものを選べ。
- キリスト教徒勢力による国土回復運動(レコンキスタ)で、ナスル朝の都・グラナダが陥落した。
- ギリシア語文献をアラビア語に翻訳する研究機関である知恵の館がバグダードに設けられた。
- スマトラ島北端にイスラーム国家のアチェ王国が成立し、勢力を拡大しつつあったポルトガルと争った。
知恵の館は10世紀、アッバース朝カリフのマーム―ンによってバグダードに設立された。
9. 後ウマイヤ朝の最盛期を築いた君主は( )である。
- ハ―ルーン=アッラシード
- アブド=アッラフマーン3世
- 二ザーム=アルムルク
ハ―ルーン=アッラシードはアッバース朝最盛期のカリフ。
二ザーム=アルムルクはセルジューク朝の宰相で、ニザーミーヤ学院を設立した人物。
10. ウマル=ハイヤームの著作として正しいものを選べ。
- 『千夜一夜物語(アラビアン=ナイト)』
- 『シャー=ナーメ(王の書)』
- 『四行詩集(ルバイヤート)』
『シャー=ナーメ』はガズナ朝時代にフィルドゥシーが著した叙事詩。ペルシア語文学の最高傑作とされる。
『千夜一夜物語』はアッバース朝カリフのハ―ルーン=アッラシードの時代を舞台とした説話集。
#イスラーム世界クイズ<世界史>
0 / 10点
あなたの正答率は86.4%で、平均の43.3%よりも上です!
クイズをやり直す
都道府県のご当地クイズ
人気急上昇中
お絵描き診断
「死」の漢字を書いてわかるサイコパス度
もっとクイズを見る