今流行りの #ワクチンクイズ

ガマレヤ記念国立疫学・微生物学研究センターは、スプートニクVを開発。アストラゼネカと同様ウイルスベクターワクチンですが、元々違うアデノウイルスを使って2回接種を前提にしています。モデルナはファイザーと同様、mRNAワクチンを開発して2回接種が前提です。

頻度は稀ですが、若い男性にこの症状が現れる傾向があります。発症しても軽症で済むことが多く、日本での死亡例は2021年7月1日時点で報告されていません。

mRNAは非常に不安定です。接種後、その情報を免疫機構に伝えたら速やかに分解され、特定の臓器に蓄積されることはありません。なお、mRNAは細胞分裂の際などにも現れますが、それ自体が遺伝子に取り込まれることはありません。高校の生物の教科書を読んでください。

頭痛は典型的な副反応の一つです。殴られて意識が飛ぶような痛みでなければ基本的に心配は不要です。頭痛に加え、吐き気や意識障害があれば別の疾患なのですぐに病院へ。脇の下の腫れは、免疫機構(リンパ)の反応なので、問題ありません。4日以上発熱などが続けば、ワクチンとは違う原因が考えられるので病院へ。

薬品によるアナフィラキシーは、速やかに症状が現れます。体内に直接入れているので、すぐ現れるのは当たり前の話です。逆に、数時間後の症状は、別の要因と考えるべきです。接種会場には、医師も看護師も救命のための薬品も準備されています。アナフィラキシーで亡くなった方は、2021年7月1日時点でいません。

ファイザーは3週間、モデルナは4週間あけて接種することが推奨されています。とはいえ、今は少しワクチンの供給が少ないです。海外の研究では、6週間程度なら問題なく、12週間以上あけても効果があるという研究もあります。1回では不十分なので、必ず2回接種しましょう。

接種をすると、感染を抑制し、万が一感染しても重症化を抑えます。マスクを外すと、無症状のまま周囲に感染を広げる恐れがあるのでやめてください。ジムに行く程度なら、これまで通りの対策をすればOKです。また、年少者など接種できない人もいるので、身内など特定の人と生活するのはもちろん構いません。

mRNAワクチン自体は、安全性が分からないような技術ではありません。ただし、ここまで大規模な接種歴や効果の持続性に対する研究はないです。基礎研究は10年以上昔からされているので、たまたま今回、短期間で大量に生産する機会を得たに過ぎません。今回の件を発端に、医療はより進歩するでしょう。

残念ながら、因果関係が否定できない例が1例出てしまいました。インフルエンザや接種義務のあるものも含めて、全てのワクチンで絶対はありません。これだけ打ってほとんどない死亡リスクと、毎日感染症で亡くなる方がいる現実を比べて、どちらが良いか自分で判断する必要があります。

全員打つのが理想ですが、打ちたくても打てない人がいます。そのような人たちを守るためにも、健康で接種可能な人はなるべく打ちましょう。接種は自分のためだけではないのです。私も2回打ちました。