テーマごとに鉄道知識をチェック! #勝手に鉄道検定:羽越本線・白新線
羽越本線と白新線に関する問題を10問を出題します。6問以上の正解で合格です!
ビュー数271平均正答率85.0%全問正解率50.0%
正答率などの反映は少し遅れることがあります。
1. JR羽越本線、JR白新線は共に路線の一部が新潟県を通る。〇か×か?
JR羽越本線(区間は4問目参照)、JR白新線(新潟駅~新発田駅)は共に新潟県を通ります。羽越本線は一部区間が、白新線(はくしんせん)は全区間が新潟県内です。JRの路線名には、旧国名が由来となっているものが多いです。白新線の理由は旧国名ではない(10問目参照)ですが、羽越本線の「羽」や「越」は旧国名に由来します。大まかですが、かつて秋田県は羽後国(うごのくに)、山形県は羽前国(うぜんのくに)、新潟県は越後国(えちごのくに)でした。羽前・羽後は、出羽国(でわのくに)が分割されたものです。
2. JR羽越本線は、加茂水族館(クラゲドリーム館)などがある鶴岡市を通る。〇か×か?
加茂水族館では庄内地方の淡水魚や海水魚の他に、多くのクラゲを見ることができます。クラゲの大水槽「クラゲドリームシアター」などがある「クラネタリウム」のコーナーでは、クラゲの成長過程や生態などを学ぶこともできます。レストランでは、海月(くらげ)ラーメンやクラゲアイスが食べられます。加茂水族館へは、JR羽越本線の鶴岡駅からバスでのアクセスが便利です。直線距離にすると羽前大山駅の方が近いですが、アクセスとしては鶴岡駅の方が良いです。鶴岡駅には、特急「いなほ」も停車します。
3. 新発田駅にはJR羽越本線とJR白新線が通るが、「新発田」の正しい読み方はどれか?
新発田(しばた)駅には、快速や特急「いなほ」も停車します。また、新潟駅を出発する列車の行先となることも多いです。白新線には「新発田行」や「豊栄行」が存在します。豊栄(とよさか)駅は白新線の駅であり、こちらも快速・特急の停車駅です。"しばた"、"とよさか"という文字列から「柴田」や「豊坂」を連想する方も多いと思いますが、正しくは「新発田」「豊栄」です。駅名と読み方が一致していないと、乗り間違いの原因にもなります。「新発田=しばた」「豊栄=とよさか」と認識し、乗り間違いの防止となることを願います。
4. JR羽越本線の区間として、正しいものはどれか?
JR羽越本線は、新津駅~秋田駅を結ぶ路線です。前問で解説した通り新発田駅でJR白新線と接続をします。羽越本線は新潟駅を通らないので、新潟駅と羽越本線方面を結ぶ列車は白新線・羽越本線を経由することになります。新津(にいつ)駅の名前を聞き慣れない方も多いかもしれませんが、JR山手線などを走る車両(E235系)などの生まれ故郷です。新津には総合車両製作所(J-TREC)の新津事業所があります。関東を走る多くの車両は、新津で製造されています。また、磐越西線を走る「SLばんえつ物語」は新津駅発着です。
5. JR羽越本線が通る酒田(さかた)駅にひらがな1文字を足すと、同じく羽越本線の駅となる。その駅とはどこか?
酒田(さかた)駅、象潟(きさかた)駅は、共にJR羽越本線が通る駅です。酒田駅は山形県に、象潟駅は秋田県に位置します。山形県酒田市は、映画『おくりびと』のロケ地にもなっています。犀潟駅、三方駅は羽越本線とは無関係です。犀潟(さいがた)駅は、JR信越本線、北越急行ほくほく線が通る駅です。三方(みかた)駅は、JR小浜線の駅です。小浜(おばま)の近くにある三方五湖(みかたごこ)は万葉集にも詠まれた景勝地で、梅丈岳(ばいじょうだけ)からは5つの湖を見渡せます。若狭湾に近いため、一部は汽水湖です。
6. 特急「いなほ」の説明として、間違っているものはどれか?
- 200km/h運転を行う
- グリーン車が特に豪華
- 新潟駅~秋田駅を結ぶ
特急「いなほ」は、JR白新線・JR羽越本線を経由して新潟駅~秋田駅を結ぶ列車です。一部の列車は、途中の酒田駅発着となります。使用される車両は、かつて主に「フレッシュひたち」として活躍したE653系です。「フレッシュひたち」時代にはグリーン車がありませんでしたが、現在は普通車から改造されたグリーン車があります。このグリーン車が他の列車とは段違いの豪華さであり、席の前後には仕切りがあるため後ろの乗客を気にすることなくリクライニングできます。最高速度は200km/hではなく、120km/hです。
7. 女鹿駅、折渡駅、桂根駅の3駅に共通する事項として、正しいものはどれか?
- 停車しない普通列車がある
- ドアカットが行われる
- 仮乗降場から昇格された
女鹿(めが)駅、折渡(おりわたり)駅、桂根(かつらね)駅の共通点は、「停車しない普通列車があること」です。利用者が少ないことなどから、基本は各駅に停車する普通列車の一部もこれらの駅は通過します。折渡駅のホームは3両分しかないため、4両以上の列車が到着した際には一部のドアを開扉しないドアカットが行われます。3駅とも国鉄時代には旅客扱いをしない「信号場」でしたが、1987年のJR化に伴い「駅」に格上げされました。ちなみに、仮乗降場とは国鉄本社の認可を受けていないが旅客が乗降できた簡易的な場所です。
8. JR羽越本線と由利高原鉄道鳥海山ろく線が通る駅として、正しいものはどれか?
JR羽越本線と由利高原鉄道鳥海山ろく線が通る駅は、秋田県の「由利本荘市」に位置する「羽後本荘(うごほんじょう)駅」です。自治体の名前としては由利本荘ですが、駅名は羽後本荘です。ちなみに、近隣の「にかほ市」に位置するのは「仁賀保(にかほ)駅」です。自治体名と駅名で名前や表記が違っていますので、間違いにはご注意ください。ちなみに、羽後本荘駅、仁賀保駅ともに特急「いなほ」の停車駅です。鳥海山ろく線は、羽後本荘駅~矢島(やしま)駅を結ぶ路線です。鳥海おもちゃ列車「なかよしこよし」も走ります。
9. JR羽越本線を経由する快速列車の愛称として、間違っているものはどれか?
快速「あがの」は、信越本線・磐越西線(森と水とロマンの鉄道)を経由して新潟駅~会津若松駅を結ぶ列車です。よって、羽越本線は経由しません。快速「べにばな」は、白新線・羽越本線・米坂(よねさか)線を経由して新潟駅~米沢駅を結ぶ列車です。米坂線内は各駅に停車しますが、新潟駅~坂町駅は特急「いなほ」と停車駅が同じです。快速「最上川」は、羽越本線・陸羽西線(奥の細道最上川ライン)を経由して酒田駅~新庄駅を結ぶ列車です。新庄行は特急並みに停車駅が少ないですが、酒田行は陸羽西線内の各駅に停車します。
10. 白新線の由来について、正しい記述はどれか?
- 元々は白山駅~新発田駅を結ぶ路線として計画された
- 主要駅である豊栄駅が白新町に位置することから、路線名称を白新線とした
- 別々の路線だった「白山線」と「新発田線」を繋げて作られた
JR白新線は、前問の解説でもあった通り新潟駅~新発田駅を結ぶ路線です。しかし、元々は白山(はくさん)駅~新発田駅を結ぶ路線として計画されました。そのため、路線名称が新新線などではなく白新線となっています。白山駅~新潟駅の部分は、越後線を延伸する形で開業しました。豊栄駅は新潟市北区白新町(はくしんちょう)に位置しますが、白新町は後に作られた地名です。「白新町を通るから白新線」ではなく、「白新線が通るから白新町」が正しい因果関係です。2つの路線を合体して作られた路線には、JR五能線などがあります。
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