テーマごとに鉄道知識をチェック！ #勝手に鉄道検定：四国

特急「南風」は岡山駅～高知駅を結ぶ列車であり、高松駅を経由することはありません。快速「マリンライナー」は岡山駅～高松駅を結ぶ列車です。マリンライナーでは乗車券のみで乗れる普通車の他にも、ダブルデッカー車両の2階席にあるグリーン席や高松行では前面展望となるパノラマグリーン席を楽しめます（一部列車は普通車のみ）。快速なので青春18きっぷでも利用できて、本数も多く便利です。特急「うずしお」は岡山駅・高松駅～徳島駅を結ぶ列車です。岡山駅発着の列車は一部ですが、高松駅を経由して岡山駅～徳島駅を結びます。

特急「いしづち」は高松駅～松山駅を結ぶ列車であり、琴平駅を経由することはありません。途中の区間では岡山駅～松山駅を結ぶ特急「しおかぜ」と連結して運転しますが、こちらも琴平駅には行きません。特急「南風」は、琴平駅や景勝地の大歩危（おおぼけ）駅などを経由して岡山駅～高知駅を結びます。観光列車「四国まんなか千年ものがたり」は多度津駅～大歩危駅を結ぶ列車であり、停車駅の琴平駅には専用ラウンジも設けられています。乗客が乗降できる駅以外にも、秘境駅として知られる坪尻駅などに観光目的で運転停車をします。

高松琴平電気鉄道（ことでん）の路線は、高松駅を通りません。ことでんの列車は、高松駅から徒歩5分ほどの高松築港（たかまつちっこう）駅を発着します。高松築港駅は高松城跡（玉藻公園）に隣接しており、駅のホームからは玉藻公園の一部をお楽しみいただけます。瓦町（かわらまち）駅は高松で一番の繁華街に位置しており、ことでんの3路線が集結する駅です。駅の規模も、ことでんの駅では瓦町駅が一番大きいです。ことでんの1日フリーきっぷは、高松築港駅、瓦町駅の他にも琴電琴平駅や琴電志度駅などの有人駅にて購入可能です。

特急「しまんと」は高松駅～高知駅を、特急「あしずり」は高知駅～中村駅を結ぶ列車です。「しまんと」「あしずり」の一部列車は、土佐くろしお鉄道の宿毛（すくも）駅を発着します。「しまんと」に名前が似た「しまんトロッコ」は高知駅を経由しません。観光列車「しまんトロッコ」は、JR予土線（しまんとグリーンライン）を走ります。予土線の列車は、窪川（くぼかわ）駅を発着します。高知駅から窪川駅へは、特急「あしずり」や観光列車「志国土佐 時代（とき）の夜明けのものがたり」をご利用ください。

窪川駅から愛媛県へ向かう路線は、JR予土線（しまんとグリーンライン）です。予土線の正式な区間は若井駅～北宇和島駅ですが、多くの列車が土佐くろしお鉄道中村線とJR予讃線を経由して窪川駅～宇和島駅間を走ります。予土線では、0系新幹線や海洋堂のおもちゃをモチーフにしたホビートレインも走ります。窪川駅から愛媛県方面へは、予土線の宇和島行をご利用ください。窪川駅から松山行の定期列車は無いので、北宇和島駅または宇和島駅で予讃線の列車にお乗り換えです。中村行の列車は愛媛県ではなく、高知県内を走ります。

JR予讃線は、途中で山中を走るルート（内子線経由）と海側を走るルートに分かれます。このうち、海側を走るルートには「愛ある伊予灘線」という愛称があり、観光列車「伊予灘ものがたり」もこちらを走ります。「愛ある伊予灘線」には、青春18きっぷのポスターにも採用された有名な海が見える駅「下灘駅」などがあります。「〇〇のはなし（まるまるのはなし）」は、主にJR山陰本線を経由します。「べるもんた」は、富山県のJR氷見線・城端（じょうはな）線を経由します。どれも、綺麗な海や車内での食事を楽しめる列車です。

JR松山駅前電停から大街道（おおかいどう）電停へは、5系統の道後温泉行の電車をご利用ください。松山市駅行（2系統、反時計回り環状）でも大街道電停へ行けないことは無いですが、イレギュラーな利用方法でありおススメはできません。時計回りに環状運転する1系統でも大街道電停へ行けますが、相当な遠回りです。高浜行の電車は、JR松山駅前電停を経由しません。郊外電車の高浜線には、市内電車と接続する大手町駅または古町（こまち）駅からのご利用が便利です。高浜駅は、ガリレオの劇場版「真夏の方程式」にも登場しました。

難問の想定で作成したので、設定が少し複雑です。松山駅から5両+2両の編成で走る特急は、5両部分が「しおかぜ」（松山～宇多津～岡山）、2両部分が「いしづち」（松山～宇多津～高松）です。1回乗り換えで徳島駅を目指すので、途中の宇多津駅または高松駅で「うずしお」（岡山～宇多津～高松～徳島）に乗り換える必要があります。グリーン車は岡山行の「しおかぜ」にのみ連結されていますので、「しおかぜ」から「うずしお」に乗り換える必要があります。よって、「しおかぜ」「うずしお」が停車する宇多津駅でお乗り換えです。

DMV（デュアル・モード・ビークル）は、鉄道モードとバスモードの切り替えが可能であり、線路と道路をシームレスに走行できる乗り物です。2021年度中に、阿佐海岸鉄道がDMVの実用化を行う予定です。DMVの車両には水色・緑色・赤色の3種類が用意されており、それぞれ「未来への波乗り」「すだちの風」「阿佐海岸維新」という名前が付けられています。LRTは次世代型路面電車とも呼ばれ、超低床車両の使用などが特徴です。BRTは運行の定時性を向上させたバスで、廃線跡をBRT専用道として活用している例があります。

「四国グリーン紀行」は、JR四国全線や土佐くろしお鉄道全線などがフリーエリアであり、特急のグリーン席も乗り放題となるフリーパスです。「バースデイきっぷ」のフリーエリアは「四国グリーン紀行」と概ね同じです。誕生月のみ利用可という制約がある反面、とてもお得に利用できます。駅の窓口でも購入できますし、ワープ支店などでも購入可能です。「みんなの四国きっぷ」は、「みんなの九州きっぷ」をモデルにしたダミーです。「みんなの九州きっぷ」はJR九州の特急・新幹線が利用できる（指定席は6回まで）お得なきっぷです。