テーマごとに鉄道知識をチェック！ #勝手に鉄道検定：JR北海道

2020年10月時点での北海道新幹線の駅は新青森駅、奥津軽いまべつ駅、木古内駅、新函館北斗駅の4つです。函館まで行くイメージがあるかもしれませんが、新幹線は函館駅には停車しません。函館駅へ向かう際は、「はこだてライナー」をご利用ください。

新函館北斗駅～函館駅を結ぶ「はこだてライナー」は、運賃のみで利用できる列車です。各駅停車タイプと快速タイプがあります。快速はこだてライナーは新函館北斗駅、五稜郭駅、函館駅に停車します。

長万部駅から札幌駅へ向かうルートは、室蘭本線経由（海線）と函館本線経由（山線）があります。線形や沿線住民の数なども考慮し、特急列車は海線を経由します。東室蘭駅は海線、小樽駅は山線の駅なので特急北斗は小樽駅には停車しません。いかめしで有名な森駅は長万部駅～函館駅間にある駅で、特急北斗も停車します。

特急列車は、新千歳空港駅に停車しません。函館方面や釧路方面などへ向かう特急列車は、隣の南千歳駅を発着します。新千歳空港駅から南千歳駅へは、普通列車や快速エアポートなどをご利用ください。

夕張駅は石勝線夕張支線にある駅でしたが、2019年に廃止となりました。ちなみに、新夕張駅は現在も営業中であり、特急とかち、特急おおぞらも停車します。北海道には、夕張支線以外にも廃線・廃駅が数多く存在します。（天北線、広尾線、名寄本線など）

世界遺産知床の玄関口である知床斜里駅は、釧網本線の途中駅です。マリモで有名な阿寒湖も釧網本線沿線ではありますが、阿寒駅は実在しません。ちなみに、釧網本線を走る列車は釧路駅～網走駅を結びますが、厳密には東釧路駅～網走駅が釧網本線の区間となります。

特急大雪（たいせつ）や特急オホーツクで運用される車両はキハ183系といいます。途中の遠軽駅ではスイッチバックを行い、進行方向が変わります。特急大雪の由来は大雪山で、こちらは「だいせつざん」と呼ぶこともあるそうですが、特急列車の名前としては「たいせつ」が正しいです。

利用区間に関わらず、快速エアポートおよび特別快速エアポートの4号車にあるuシートを利用する場合は指定席券が必要です。札幌駅～小樽駅であれば指定券が不要といった特例などはありません。ちなみに、特急すずらんの東室蘭駅～室蘭駅は普通列車として運行されるので特急券や指定券が不要になります。

快速ノサップは根室本線（花咲線）を走る列車で、日本最東端の駅である東根室駅を通ります。特急サロベツは宗谷本線を走る列車で、日本最北端の駅である稚内駅を発着します。快速狩勝は根室本線の滝川駅～帯広駅を走る列車です。2020年10月時点では、2016年の台風の影響により一部区間がバス代行となっています。

新函館北斗駅～札幌駅の区間で新たに設置される予定の駅は、新八雲駅（仮称）、長万部駅、倶知安駅、新小樽駅（仮称）、札幌駅です。新小樽駅（仮称）は、函館本線が通る小樽駅とは離れた場所に設置される予定です。