テーマごとに鉄道知識をチェック！ #勝手に鉄道検定：近江鉄道

「近江鉄道」は、「おうみてつどう」と読みます。ちなみに、琵琶湖周辺を近江（おうみ）と呼ぶのに対して、静岡県の浜名湖周辺を遠江（とおとうみ）と呼びます。近いか遠いかは、京都を基準にしています。

「近江鉄道」の路線は、全路線が滋賀県内を走ります。近江鉄道が有する路線は正式には、「本線」「多賀線」「八日市線」の3路線ですが、区間によって「彦根・多賀大社線」や「湖東近江路線」などの愛称が付けられています。

近江鉄道多賀線に実在します。半導体や印刷関連機器などの製造を行う「株式会社SCREENホールディングス」の彦根事業所敷地内にスクリーン駅があります。従業員の利便性向上を目的に作られた請願駅です。

東海道新幹線と近江鉄道本線は、「米原（まいばら）駅」で乗り換えが可能です。ちなみに、東海道新幹線が通る駅の中で滋賀県に位置するのは米原駅のみです。京都駅は京都府、岐阜羽島駅は岐阜県に位置します。

フジテック前駅は近江鉄道本線（彦根・多賀大社線）に、京セラ前駅は近江鉄道本線（水口・蒲生野線）に実在します。アスモ前駅は、静岡県を走る天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線に実在します。

近江鉄道本線（水口・蒲生野線）には、水口駅以外にも水口城南（みなくちじょうなん）駅などがあります。ちなみに、「みさくち」はJR飯田線に実在する水窪（みさくぼ）駅をモデルにしたダミーの選択肢です。

豊郷駅は、近江鉄道本線（湖東近江路線）の駅です。『けいおん!』の主人公たちが通う「桜が丘高校」は、豊郷小学校旧校舎群がモデルになっています。豊郷駅から豊郷小学校までは、徒歩10分ほどです。

彦根駅では近江鉄道本線に、近江八幡駅では近江鉄道八日市線に乗り換えが可能です。貴生川（きぶかわ）駅でも乗り換え可能なJR線がありますが、JR東海道本線ではなく「JR草津線」です。

びわこ京阪奈線構想とは、近江鉄道本線・信楽高原鐵道・JR片町線に加えて新線を建設することで米原～京田辺を結ぶ構想です。これがフリーきっぷの名称にもなっています。万葉あかね線は、近江鉄道八日市線の愛称です。

近江鉄道は1898年に、近畿日本鉄道は1914年に最初の路線が開業しました（区間等は割愛）。かつては近鉄と言えば近江鉄道でしたが、最近は近畿日本鉄道を指すことがほとんどです。近江鉄道を近鉄と呼ぶことは少なく、電車の走行音から近江鉄道は「ガチャコン」の愛称で親しまれています。