漢検準一級シリーズ第二弾!! #漢検準一級 四字熟語意味クイズ
漢検準一級シリーズ第二弾! 今回は四字熟語の意味を3つの中からお選びください! ただ難しいだけでなく、字面や由来が面白い、と思ったものを集めてみましたので、分からなくても想像して答えてみてくださいね!!
ビュー数3201平均正答率45.1%全問正解率3.0%
正答率などの反映は少し遅れることがあります。
1. 稲麻竹葦(読みは解説で出るよ)
- 人や物が群がっている
- 手入れが疎かである
- 豊作である
読みは「とうまちくい」。稲と麻と竹と葦(アシ)が同じところに群がって生えている様から、だそうです。そんなことあるのか……?
2. 画虎類狗
- 真贋の見分けがつかない
- 才能のない人が優れてる人の真似をしても見苦しいだけだ
- 威厳のあるものには皆が寄ってくる
読みは「がこるいく」。虎の画(絵)を描いても狗(犬)の類にしか見えない、というところから。
3. 馬牛襟裾
- 教養や礼儀がない
- 優れた人を形だけ真似する
- サイズが大きすぎる
読みは「ばぎゅうきんきょ」。馬や牛が、襟や裾、つまり人の衣服を着たようなもの、という意味からきているそうです。
4. 猫鼠同眠
- 一見仲の悪そうな者同士が仲睦まじくしている
- 目的を果たすために危険を冒す
- 上の立場の人と下の立場の人が一緒に悪事をはたらく
読みは「びょうそどうみん」。食う食われるの関係を立場の上下にたとえています。一緒に眠る、ということだけで悪事を働く、という意味まで説明しようとしているのが面白いですね。
5. 豚蹄穣田
- 一見役に立たなそうなものを有効活用する
- 少しの損失で大きな見返りを期待する
- 小さな一歩も積み重ねれば大きな結果を得られる
読みは「とんていじょうでん」。筆者は、豚の蹄(ひづめ)で田んぼを踏みしめる姿を想像しましたが、そうではなく、豚の蹄(=些細なもの、の例らしい)をお供えして神様に豊作を祈る、ということから来た言葉らしいです。
6. 規矩準縄
読みは「きくじゅんじょう」。「規」は円を描くときに使うコンパス、「矩」は指矩(さしがね。長さを計るときに使われていた道具)、「準」は水準器(水平を測るときに使う道具)、「縄」は墨縄(直線を引くときに使われた道具)。全部、基準が欲しいときに使う道具たちです。
7. 張三李四
- 結果は同じなのに目先の結果に囚われる
- 平凡でつまらない人
- 集団の大多数を占めるもの
読みは「ちょうさんりし」。張さんの家の三男と李さんの家の四男、という意味から来たそうです。張さん、李さんという中国人の方の名前をどちらか一人はきいたことがあるかと思いますが、実際どちらも中国でとても多い苗字なのです。
8. 魯魚章草
読みは「ろぎょしょうそう」。「魯」と「魚」、「章」と「草」って、それぞれ言われてみれば似た漢字ですよね(下に「日」足しただけやん、とは思いますけど。)因みに「魯魚亥豕(ろぎょがいし)」「烏焉魯魚(うえんろぎょ)」という類義語もあるそうです。
9. 冶金踊躍
- 思わぬ成果に小躍りして喜ぶ
- 普段寡黙な人が激しい感情をあらわにする
- 自分の今の立場に満足できない
読みは「やきんようやく」。「冶金」は金属を溶かすこと。溶かされた金属が踊り跳ねるように勢いよくるつぼの中から飛び出て、外へ出ようとする様に例えた言葉です。
10. 掩耳盗鐘
- 浅はかな考えで自らを欺く
- 問題解決のために極端な行動に出る
- 効果のない仕返しをして報復できた気になる
読みは「えんじとうしょう」。「掩耳」とは耳をふさぐこと。大きな鐘を盗んだ人が、小さく割って持ち帰ろうとしたところ大きな音がしたので、他人に気付かれることを恐れて慌てて自分の耳を抑えた、という故事からきているそうです。意味がない行為ですよね。
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