あなたは真の演劇人ですか？ #演劇人クイズ

あ行なんて誰でも言えます。練習する必要がありません。 さ行を言えてこそ、真の演劇人です。

あなたは何のために演劇人になったのですか？ そうですね、演劇にかこつけてワンナイトラブをするためですね。 初心を忘れてはいけません。ついつい、稽古に集中するあまり、舞台本番を「本番」であると勘違いしてしまう演劇人がいます。 しかし、それは大きな間違いです。 「演劇」という大義名分を盾に、本番行為をしたい。それがあなたが本当にしたいことだったはずでは？ 自分を見失ってはいけません。

面白いかどうかはこちらが決めることですし、頑張るかどうかは知ったことではありません。 そもそも、本当に面白いものを観たい人は、Netflixを観ます。 もしくは、改めて宣伝する必要のない、面白さが保証されている人気演劇を観ます。 宣伝をしなくてはならない時点で、お客さんがわざわざお金を払って観る動機は「情」以外ありません。 無駄な抵抗はやめて、ストレートに情に訴えかけましょう。

演劇をやっていることを世間に公表したところで、メリットは皆無です。 それに、忘れてはなりません。あなたが演劇人になったのは、性行為をするためです。 実際に仔犬を飼っていなくとも、性行為をするためには仔犬を飼っている演技をしましょう。 演劇人が立つ舞台は、芝居小屋だけではありません。

空の写真もラテアートの写真も、軽薄そうに見えるという点では悪くありません。 深夜のポエムなども悪くはないでしょう。 ただ、ストレートに金銭面の余裕のなさを日頃からアピールしておくのが無難でしょう。 演劇論などを熱弁されても、実績のない人間の演劇論など誰も興味がありません。 あなたは、世間的に「知らない人」です。 知らない人が知らない人と知らないカフェに行ったという自撮りを見せられても、です。

演劇界はムラ社会なので、観に行った演劇を大絶賛し合うのが慣例になっています。 しかし、端から見たら「あー、忖度やってるやってる、」としか見られません。 また、万が一面白くもなんともない演劇だった場合、忖度で絶賛すると、あなた自身のセンスも問われます。 かといって、酷評するというロック精神がもたらすメリットもありません。 せっかくお金を払ったので、観に行ったという実績を報告だけしておくのがベターです

「ショーシャンクの空に」を絶賛しておけば映画通ぶれる時代はもう終わりました。 福田雄一監督作品を面白いと公言することは、人としてのセンスを疑われますが、しかし忘れてはいけません。あなたが演劇人になったのは、ワンナイトラブをするためです。 ワンナイトラブをするような貞操観念の低い人間は、全員福田雄一監督作品のファンです。 ちなみに今「E.T.」にドはまりしているのはかきあげ団の団長さんだけです。

ドラえもんのガチヲタ同士の集まりならともかく、本来こんな話題で盛り上がりようがありません。 この話題が出た時点で、その会話は末期です。すぐに解散すべきです。 が、あなたは演劇人。 一か八かのオリジナリティをかまし、持ち前の演技力で乗りきりましょう。

あなたは単にワンナイトラブがしたいだけなのに、そんなパワハラが横行する業界に耐えなければならないのは面倒です。 血を流し、場合によってはSNSに写真を投稿し、その演出家と二度と関わらなくて済む環境を作りましょう。快適なワンナイトライフを。

基本的に賞は名誉なものであり、ワンナイトラブするタイプの人間は基本的に名誉に弱いので、本来ならば大々的に知られたいところです。 が、誰も知らない賞を授賞することは、何も授賞しないよりも恥ずかしいことです。 まだ小学校の「給食をたくさん食べたで賞」を授賞した方がマシです。 が、常に何事もワンナイトラブのチャンスへと変えるのが真の演劇人。 全ての物事はワンナイトラブへの伏線です。回収しましょう