芸術好きにも(多分)解けない☆ #新i即i物i主i義テスト

新即物主義は第一次世界大戦を経験し、その後の世界に違和を持った人々が起こした芸術運動運動です。ナチスの迫害により終わりを告げました。

いわゆる『魔術的リアリズム』と呼ばれる技法……というより傾向が一致します。 その中でも芸術に対し重視することや、重きを置く技法も様々です。 それよりは背景に置かれる思想が共通すると言った方が無難でしょう。

マックス・ベックマンは戦前の1912年に「絵画における即物性」について言及し、フランツ・マルクと論争をしていました。 オットー・ディクスはそんなベックマンに追従し、その背中を追いかけていくことになります。

ジョージ・グロスはアメリカに、マックス・ベックマンは中立国であるスウェーデンに亡命した中、オットー・ディクスは国内に留まりました。 そして生き延びてしまうという………何者なんだ本当に。

・非政治画家の即物主義者(カーノルトさん、シュリンプフさん、グロスベルクさん等) ・政治的に組織化した写実主義(ジョージ・グロスさん等) ・そのどちらにも属さず独立した立場にあったバランサーのオットー・ディクス(ベックマンもここか？) の3つの派閥がありました。分かりにくい。独立した立場ってなんぞや。

マックス・ベックマンは1950年に亡くなり、ジョージ・グロスは1959年に亡くなり、オットー・ディクスは1969年に亡くなっています。 史実で仲の良かったグロス、ディクスが最後まで残り、年上であるディクスの方が遺された悲しみ。

海外に行けばあるのですが、日本語の資料は壊滅状態にあります。絶版されてたりも多い。掘り起こすの大変………。

そんなことはありません。 中には戦争忌避の平和主義者も多数おりましたが、オットー・ディクスのようにこれを自ら否定する者もありました。