吹奏楽好きな人向けクイズ #ヨーロッパ編
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1. 作曲家の自国のバンドのために書かれたのは?
- ブートリー『生きる喜び』
- ゴトコフスキー『輝かしい交響曲』
- ランセン『マンハッタン交響曲』
3人ともフランスの作曲家。『マンハッタン交響曲』(1962)は、友人でパリ警視庁音楽隊の隊長だったデジレ・ドンディーヌの依頼で同隊のために作曲。『輝かしい交響曲』(1989)はオランダで開催された世界音楽コンクール(WMC)の課題曲として作曲、ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団の楽長だったブートリーの『生きる喜び』(1987)は日本の創価学会関西吹奏楽団からの委嘱。
2. ノルウェーの作曲家は?
- ヒューゴ・アルヴェーン
- エイノユハニ・ラウタヴァーラ
- ゲイル・トヴェイト
3人とも北欧(スカンジナヴィア半島)の出身で、早い時期に吹奏楽(バンド編成)のための作品を残しています。グリーグ作品の管弦楽編曲も残しているトヴェイトはノルウェー出身。スウェーデン狂詩曲第1番「夏至の徹夜祭」などが有名なアルヴェーンはストックホルム出身で、おそらくこの中でいちばん広く知られているラウタヴァーラはフィンランド出身。
3. コンサートバンド作品がいちばん早く出版されているのは?
- フィリップ・スパーク
- ヤン・ヴァン・デル・ロースト
- ピーター・グレーアム
スパーク(b.1951)が学生時代に書いた『ガウディウム』は1978年出版。しかしあまり演奏機会は多くなく、TKWOのCD(2006)が「世界初録音」と銘打たれています。ヴァン・デル・ロースト(b.1956)の作品出版は1979年の金管五重奏曲『プロヴァンス民謡組曲』以降。グレーアム(b.1958)は長らくブラスバンドが活動の軸で、コンサートバンド作品が本格的に出版されるのは90年代末以降でした。
4. 次のうち、ティモシー・レイニッシュと王立ノーザン音楽大学(RNCM)ウィンドオーケストラがいちばん早く作品を委嘱したのは?
- ナイジェル・クラーク
- デレク・ブルジョワ
- マーティン・エレビー
レイニッシュとRNCMは、演奏活動や委嘱活動で現代イギリスの吹奏楽の発展に大きな役割を果たしています。ブルジョワの『吹奏楽の交響曲』は、1981年にマンチェスターで開かれた国際的な吹奏楽指揮者会議に際して作曲され、彼らの作品委嘱の皮切りになりました。エレビー(『新世界の踊り』など)やクラーク(『サムライ』など)への委嘱はどちらも90年代から。
5. 次のオランダの作曲家による交響曲のうち、演奏時間がいちばん短いのは?
- デ・メイ:交響曲第4番『歌の交響曲』
- デ・ブール(アレキサンダー・コミタス):交響曲第3番『コミタスに捧ぐ』
- メルテンス:交響曲第1番『ヴォイス・オブ・マインド』
デ・メイの第4番は彼の交響曲ではいちばん短く30分ほど。大陸ヨーロッパ産の吹奏楽シンフォニーのなかでもややコンパクトな部類です。デ・ブール(コミタス)が尊敬する音楽家にオマージュを捧げた交響曲第3番は全4楽章、1時間を超える大作。メルテンスの第1番も約50分を要する(第2番は約1時間)。
6. 設立年がいちばん早い出版社は?
- De Haske
- Mitropa Music
- HaFaBra Music
現在につながるヨーロッパ吹奏楽の隆盛を支える出版社たち。ヴァン・デル・ローストやデ・ハーン兄弟をはじめ多数の作曲家を擁するDe Haskeは1983年設立。ドスやチェザリーニなどが作品を出版するMitropa(現在はDe Haske傘下)は1989年、メルテンスやブルジョワ作品などを出版しているHaFaBraは1993年設立です。
7. 英国式ブラスバンドとファンファーレバンド(ファンファーレオルケスト)どちらでも一般的に使われる楽器は?
ファンファーレバンドはオランダやベルギーを中心に大陸ヨーロッパで知名度が高く、コンサートバンドやブラスバンドと平行して手掛ける作曲家も多い編成。サクソルン属の金管が軸になることは英国式ブラスバンドと共通ですが、サクソフォンやトランペットが加わり、フリューゲルホルンの比重がより大きいという違いがあります。
8. スイス出身でない作曲家は?
- オリヴァー・ヴェースピ
- マルコ・ピュッツ
- フランコ・チェザリーニ
マルコ・ピュッツはスイスと同じく永世中立を掲げ(てい)た内陸国、ルクセンブルクの出身。ヴェースピはチューリヒ出身で現在もベルンの音大で教鞭をとり、チェザリーニはスイスのイタリア語圏、ティチーノ州の出身。
9. 2020年4月時点で、交響曲の番号がいちばん多いのは?
- ベルト・アッペルモント
- フェレル・フェラン
- トーマス・ドス
フェランは、ゴヤの絵を題材にした交響曲第4番『巨人』(2011)が現時点で最新。アッペルモントは交響曲第2番『黄金時代』(2011)が最新。ドスは「自由の交響曲」と題された交響曲第3番が2020年頭に初演されています。
10. いちばん歴史が浅いのは?
- ヨーロッパ吹奏楽コンクール(ECWO)
- 世界音楽コンクール(WMC)
- バレンシア国際吹奏楽コンクール(CIBM)
CWOは2016年に第1回大会が行われ、以降ヨーロッパ各国で2年おきの開催。オランダのケルクラーデで開かれるWMCは戦後の1951年に始まり、現在は4年おきの開催。毎年開催されているCIBMは19世紀からその歴史があり、その初期から外国のバンドの参加があったといいます。どれも参加バンドや大会公式がYouTubeなどに演奏動画をよくアップしていて、現地の動向を実際に確かめることができます。
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