あなたはこの地味な路線を知ってるか？ #片町線クイズ

これは簡単。東海道本線や関西本線と同じく、1番東にある駅が起点です。 京橋は同じように「JR東西線」の起点となっています。

JRで1番初乗り運賃が安い大阪電車特定区間ですが、片町線は京橋～長尾までの区間で設定されています。ここまでなら、18きっぷも終電まで有効。 複線区間終端と京都府内西端は1つ東隣の「松井山手駅」です。

片町線で1番新しい駅は半地下の開削工法で作られた「松井山手駅」。 寝屋川公園駅も1979年に同じく始めから開削工法で作られた半地下駅ですが、駅舎のある部分だけ「打上隧道」という山岳トンネルとなっています。駅ができる前はさらに立派なレンガ造りのトンネルだったようです。 ちなみに、2019年のダイヤ改正までは「東寝屋川駅」でした。

鉄道あるあるでおなじみ、地名と駅名が一致しない駅。ここも例外ではありません。 四條畷市の代表駅は忍ヶ丘ですが、隣にある四条畷駅は「大東市」にあります。 野崎も同じく大東市の駅です。 「条」を「條」に変えろと四條畷市は要請していますが色々あって変えられず。

久宝寺は「おおさか東線」の普通電車のみが使っている行先です。 祝園は、非電化時代に奈良からラッシュ時増発のために運転された列車が1往復折り返しに使用していました。 大久保は21世紀初頭に東西線経由の電車として普通と区間快速に設定されていました。

1898年、当時の片町線を運営していた関西鉄道は新木津(現在は廃止)～加茂までの線路を敷き、それを使って網島(現在の大阪市立東高校のグラウンドあたりにあった駅)～四条畷～名古屋という急行列車を走らせました。しかし2年後には湊町発の、今の大和路線のルートに変えられてしまい、短命に終わりました。

意外と知られていないのが、城東貨物線そのものが片町線の支線であること。 おおさか東線に路線が移管した現在でも、神崎川信号場～吹田貨物ターミナル間は片町線の支線として、貨物輸送を支えています。 コンテナではありませんが、徳庵駅付近の近畿車輛からの甲種輸送も貨物列車の役割で、放出～徳庵間はJR貨物も営業免許を持っています。

関西の国鉄線で初めて電化したのは片町線(片町～四条畷)と城東線(現天王寺～京橋～桜島)の区間。 1979年に長尾～片町間に設置された自動改札機に関しては「国鉄初」という表現は誤りで、関西初ということになる(この改札機が京都鉄博に保存されている)。ちなみに国鉄初の自動改札機実用化は1973年の武蔵野線。 新性能化に関しては片町線はそれどころか旧形国電の掃き溜めみたいな場所だった。

287系は「特急まほろば」で放出駅を通るようになったが、貨物列車とは違い片町線の支線部分を通ってないため、乗り入れていない。 207系F1編成は今でこそがっつり乗り入れてるが、東西線が出来てから京田辺駅での増解結が解消されるまでは片町線出禁とされていた。 DD51は現在も工事列車として片町線にやってくることがある。

出題者も「情報を求む」状態ですが、現在のところ113系は近畿車輛を出た時くらいしか片町線の走行経験はありません。 キハ58は非電化時代の長尾～木津間でキハ40系列やキハ35、キハ53、キハ20などと繋がれて走っていました。 資料が皆無なので詳細は不明ですが、サロンカーなにわは1990年代にミステリー列車として放出発で走行したことがあります。