真の有機化学徒しかとけないクイズ #有機化学常識クイズ
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正答率などの反映は少し遅れることがあります。
1. アルカンからハロゲン化アルキルを合成する方法として不適切なものをひとつ選べ
- アルコールへのHX処理
- ラジカルハロゲン化
- E1反応を利用したアリル位ハロゲン化
2. カルボン酸の製法として適切なものを選べ
- アミドの脱水
- グリニャール試薬にCOを加えて酸性条件にする
- ニトリルの加水分解
グリニャール試薬にCO2を加えカルボキシ化していれば正解でした。
アミドの脱水ではニトリルが作られます。
3. ケトンの製法として最も適切なものを一つ選べ
- 一級アルコールの酸化
- リチウムジオルガノクプラートと酸塩化物の反応
- アルカンへのwolff-kishner反応
一級アルコールでの酸化はアルデヒドの精製です。
wolff-kishner反応はケトンからアルカンの生成でした
4. ペプチドの配列決定について正しいものを一つ選べ
- Edman分解で一回に複数のアミノ酸残基を切断することができる
- トリプシンは酸性アミノ酸のアスパラギン酸とグルタミン酸のカルボキシ側における加水分解を触媒する
- キモトリプシンは芳香族アミノ酸のカルボキシ側のみを切断する
トリプシンは塩基生アミノ酸の加水分解を触媒します
Edman分解では一回に一つのアミノ酸残基を切断します。
5. 三級カルボカチオンが最も安定な理由で最も適切なものを選びなさい
- マルコフニコフ則を満たすから
- カチオンの誘起的な安定化が起こるためである
- 超共役の可能性が減るためである
6. サービス問題!!!
pKaとpHの関係について一般的に成り立つものを選べ
- pKaが小さいほどpHは小さい
- pKaが大きいほどpHは大きい
- pKaとpHに相関関係はない。
7. 次のうちSN2反応で最も優れた脱離基をひとつ選べ
8. 次のうち芳香族をひとつ選べ
- シクロヘプタトリエニルカチオン
- シクロヘプタトリエニルラジカル
- シクロヘプタトリエニルアニオン
Huckel則に則って考えると、4n+2=6を選びます。シクロヘプタトリエニルカチオンは6π電子、シクロヘプタトリエニルラジカルは7π電子、シクロヘプタトリエニルアニオンは8π電子です。
9. エーテルの合成法として不適切なものを選びなさい
- アルコキシ水銀化-脱水銀
- 酸によるエポキシドの開環
- Williamsonエーテル合成法
10. Schiff塩基について適切なものを一つ選べ
- アミンのことである。
- エナミンのことである。
- イミンのことである。
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