太宰ファンなら解ける！ #文豪 太宰治クイズ

この事件は『走れメロス』が書かれたきっかけではないかと言われている。借金から逃げる太宰を思い浮かべながら読み返すと、別の作品のように楽しめる。

流石は太宰。とてもいい文章で面白い。キレッキレの言い訳だ。

現代でも高身長の部類であるが、当時の日本では「大男」と呼ばれるほどであった。足が約26.4cmと大きすぎたのと甲高でもあったため、足に合う靴や足袋(たび)がなく苦労していたとか。

深夜に酔っ払った中原が太宰の家へ行き、「バーカバーカ」などと幼稚な暴言を吐いた挙げ句、太宰は怒りもせず布団を被って怯えて泣いたらしい。そんな中原のことを、太宰は裏で「ナメクジみたいにてらてらしたやつ…」とこっそり言っていたそう。

太宰を本気で愛し、上述の太田静子に「覚悟が足りてるから私は太宰と一緒に死ぬ」という内容の手紙を送ったらしい。 太宰は人生に於いて、計5回以上の自殺未遂と自殺(心中)をしたと考えられている。

太宰の遺体が発見された6月19日は「桜桃忌(おうとうき)」と呼ばれ、太宰の誕生日でもある。6月のこの時季に北国に実る鮮紅色の宝石のような果実「桜桃(さくらんぼ)」。死の直前の名作の題名である。 墓に桜桃を嵌め込む儀式(？)に就いて。 「『太宰治』という文字の窪みに鮮紅色の桜桃を点々と連ねて嵌めこむことは誰がはじめたのであろう。墓石に酒を注ぐのとともに、いつとなくつきものの行事のようになっている」

「好き」どころではなく「絶対」の「確信」というほど味の素が大好きであった。今でも太宰ファンの方々によって、墓前に供えられている。

笑われることに慣れ、鈍感になる力を身につけることで強くなる。なんともまあ素晴らしい名言だ。

『道化の華』は自殺幇助罪に問われた太宰自身の心境を描いた作品である。主人公「大庭葉蔵」は育ちが良いという設定であり、太宰との共通点がかなり多いことから「大庭葉蔵」は太宰自身であると推測されている。

織田作之助『可能性の文学』より、 「あいつはばかだよと坂口安吾が言うと、太宰治はわれわれの小説は女を口説く道具にしたくっても出来ないじゃないか、われわれのような小説を書いていると、女が気味悪がって、口説いてもシュッパイするのは当り前だよ、と津軽言葉で言った。」 とある。