#クラシック曲雑学クイズ
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正答率などの反映は少し遅れることがあります。
2. ピアノ協奏曲をちょうど2曲書いた作曲家として正しくないものは?
ブラームスは2曲.モシュコフスキーは長らく1曲とされていたが,初期に書かれたもう1曲の自筆譜が近年発見されたらしい.
3. 世界一長い交響曲としてギネス認定されたことがあるのは?
今はブライアンという人が書いた交響曲にその座を譲ったが,平均演奏時間100分は他の追随を許さない.6楽章もある.第九は72分(カセットテープの長さを決めるときに参考にされた),ショスタコの7番は70~85分くらい.
4. ショスタコーヴィチが作曲から20年以上発表を取り下げた交響曲は?
この年齢で,この時代に書いたとは思えないほど前衛的.それでいて前時代の雄であるマーラーの影響を多大に受けているので,音楽的にとてつもなく価値のある曲.プラウダ批判と重なってしまったため,4番を取り下げて大衆や当局にもわかりやすい5番を発表した.1楽章の猛烈なフガートのためか,ショスタコの交響曲でも最も演奏至難とされているらしい.
5. ソナタ形式の第1楽章を持ち,かつ呈示部が変ロ長調→ト長調と推移する曲として正しくないものは
- ベートーヴェンのピアノソナタ第29番
- ベートーヴェンのピアノ三重奏曲第7番
- シューベルトのピアノソナタ第21番
シューベルトのピアノソナタ第21番第1楽章は変ロ長調→変ト長調→変ロ長調→嬰へ短調→ニ短調→ヘ長調と目まぐるしく転調するが,きちんと属調のヘ長調で呈示部を終えている.ベートーヴェンの曲に変ロ長調と関係が薄いト長調で終止する呈示部が2つもあるとは,よほど気に入ったのだろうか.
6. 長調の曲にも関わらず最終楽章が短調で,かつ短調のまま終わるものは?
- プロコフィエフの弦楽四重奏曲第1番
- ショスタコーヴィチの交響曲第7番
- ブラームスのピアノ三重奏曲第1番
ロ長調のこの曲は,ブラームスの情熱的な作風を押さえきれずにFinaleがロ短調と化してしまう.珍しいパターンだと思う.
7. ブラームスが書いた次の曲の中で最も早く作曲されたものは
- スケルツォOp.4
- ピアノソナタ第2番Op.2
- ピアノソナタ第1番Op.1
出版社の都合で作品番号はこのようになったが,実際の作曲順はスケルツォ→2番→1番.
8. ショスタコーヴィチが書いた次の交響曲のうち3楽章制でないものは?
3楽章制の交響曲というもの自体が相当珍しい.4番は30分くらいある第1楽章と第3楽章に,10分程度のレントラー舞曲がIntermezzoとして挿入されている.6番は第1楽章肥大型で,18分に渡って嘆き悲しんだあとは,残りの12分は明るく諧謔的に歌って曲を終える.
9. 第2楽章が第1楽章の遠隔調になっているものは?
- ドヴォルザークの交響曲第9番
- ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番
- グリーグのピアノ協奏曲
1楽章のホ短調の厳しい表情のあとに,日本人には「家路」などの副題で知られている第2楽章である.もともと変二長調は幻想的で浮いているような感覚になると言われる調であるが,それが遠隔調であるホ長調のすぐ後に来ることで,抜群の演奏効果を生むのである.
10. 「全楽章が短調」かつ「どの楽章も長調で終止することはない」曲は?
- プロコフィエフのピアノ協奏曲第2番
- ショパンのピアノソナタ第2番
- ショスタコーヴィチの交響曲第5番
全楽章が短調という曲そのものが珍しい.挙げた曲の中で,長調で終わるのは,ショパンのピアノソナタ第2番の第1楽章,ショスタコーヴィチの交響曲第5番の第3楽章と第4楽章.短調の曲はえてしてFinaleは長調で締めくくるものだが,ここに挙げた曲はクラシックの中では天邪鬼な方である.尤もショスタコーヴィチの交響曲第5番は,Finaleで輝かしい長調の終止を見せるのだが…(さもなくば当局に粛清されたかも…)
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