整数問題が得意な人なら楽勝!? #数学クイズ
ビュー数3463平均正答率56.5%全問正解率3.4%
正答率などの反映は少し遅れることがあります。
1. 整数に関する不定方程式をなんという?
- ディアスフォント方程式
- ディアフォントス方程式
- ディオファントス方程式
2. 4つの正整数a,b,c,dに関する方程式a²+b²+c²=d²について''間違っている''ものはどれ?
- a,b,cのうち少なくとも1つは偶数
- a,b,c,dのうち少なくとも1つは3の倍数
- a,b,cのうち少なくとも1つは3の倍数
反例:(a,b,c,d)=(1,2,2,3)ㅤなお,「a²,b²,c²≡1 (mod3)のときd²≡0 (mod3)」では不十分,実際にこれを満たす解が存在することを示していないので
3. 100!の末尾に並ぶ0の個数は?
5で割れる回数を考えればよく,Legendreの定理よりord_5(100!)=Σ[n=1~∞]floor(100/5^n)=floor(100/5)+floor(100/25)=20+4=24
4. nを正整数,pを素数とするとき,n!がpで割れる回数はn回未満である
ord_p(n!)=Σ[k=1~∞]floor(n!/p^k)<Σ[k=1~∞]n/p^k=n(1/p)/(1-(1/p))=n/(p-1)
5. 簡単な問題で一息つきましょう
正整数aを正整数b(b≦a)で割った余りがcのとき,a,bの最大公約数とb,cの最大公約数は等しい
6. aを正整数,bを2以上の整数とする
a^b-1が素数であるための必要条件として正しいものは?
- a=2,bはMersenne素数
- a=3,bは素数
- a=2,bは素数
a^b-1=(a-1)(a^(b-1)+...+1)と因数分解できるのでa-1=1すなわちa=2が必要,さらにb=xyなる2以上の整数x,yの組が存在するならば2^b-1=(2^x)^y-1=(2^x-1)((2^x)^(y-1)+...+1)と因数分解できるのでbが素数であることが必要,ただし2^5-1=31は素数なのでbがMersenne素数であることは必要ではない
7. 正整数nであって,nの正の約数の総乗がn⁷に等しいものが無限に存在する
nの正の約数の総乗はn^(d(n)/2)に等しい(証明は割愛,d(n)は約数個数関数)ので,d(n)=14となればよい.例えばp,qを素数としてn=pq⁶はこれを満たす
8. Fermatの最終定理「nが3以上の整数のときx^n+y^n=z^nの正整数解は存在しない」に関して,nが-3以下のときは正整数解は存在する
x^n+y^n=z^nの両辺に(xyz)^-nをかけると(yz)^-n+(xz)^-n=(xy)^-nとなり,-nは3以上の整数であるからFermatの最終定理よりこれを満たす(xy,yz,zx)は存在しない,すなわち正整数解は存在しない
9. 任意の2以上の整数nに対してn^(n-1)-1が(n-1)^kで割り切れる,このような正整数kの最大値は?
n=2のときはn-1=1なのでn≧3で考える.n-1が2で1回だけ割れるとき,ord_2(n^(n-1)-1)=ord_2(n²-1)+ord_2(n-1)-1=ord_2(n²-1)=ord_2(n+1)+1≧2.奇素因数および,n-1が2で割れる回数が2でないときのn-1の任意の素因数pに対し,ord_p(n^(n-1)-1)=2ord_p(n-1)=ord_p((n-1)²)
10. 素数p,q,rがp(qp^q+1)=q^r+r^qを満たすとき,成立するものはどれ?
- p,q,rのうちもっとも小さいものはq
- p,q,rのうちどれか2つが等しいような組(p,q,r)が存在する
- p,q,rのうち最も大きいものはp
詳しい証明は割愛するが,まずどれか2つが等しいと仮定して矛盾を導き,次にmodqを考えることでmax{p,q,r}≠q,最後にp
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