ちょっと前のアメリカ #吹奏楽好きな人向けクイズ

1988年創業の比較的新興の出版社。易しい作品から高グレードの作品まで実力を見せるバルメイジスは、ほとんどの作品をここから出版すると同時に、器楽部門の責任者を務めています。Grand MesaはFJHと同時期の創業、Murphy Musicは2012年創業の吹奏楽に力を入れる出版社。

同い年(1972生まれ)の3人。パンは "My Brother's Brain" (2011)、ニューマンには "My Hands Are a City" (2009) という力作が。プッツには管弦楽のための交響曲が4曲あります。

ティンパニと吹奏楽のための『レイズ・ザ・ルーフ』(2007)、クラリネットと吹奏楽のための『ブルックリン・ブリッジ』(2005)があります。ピアノと管弦楽のための『デウス・エクス・マキナ』(2007)はあるのでもしかしたらいずれ編曲されるかもしれません。

『オールド・ハンドレッズ』と呼ばれる聖歌が現れます。ティケリ『エンジェルズ・イン・ジ・アーキテクチャー』などにも登場。

オストウォルド賞は2011年に後藤洋『ウィンドアンサンブルのためのソングス』が受賞。フェネル賞は2012年に Takuma Itoh "Daydreams"が受賞。ちなみにレヴェリ賞とオストウォルド賞には国籍の縛りがありません。

2005年に東京佼成ウインドオーケストラの委嘱で『舞楽』を作曲。ほかの2人は日本からの委嘱作品はない（はず…）。

『アメリカン・エレジー』はコロンバイン高校の銃乱射事件を受けて、『シェナンドー』はメンバーを亡くした中学校のバンドの依頼で作（編）曲されました。『サンクチュアリ』はミシガン大学バンドの指揮者ロバート・レイノルズの退任祝い。

どれも作曲賞で2冠以上を獲得した作品。ガブリエリのカンツォンを下敷きにした『カテドラル』では、金管楽器を両翼に分ける配置が提案されています。

2008年作曲、レヴェリ賞受賞の代表作の一つ。ほかにも"Coil"(2014) や"The Automatic Earth" (2019) などいくつかの作品でバンドとエレクトロニクスの融合を試みています。

マッキーは『ワイン・ダーク・シー』の各楽章と同じ素材を使って、比較的難易度の低い作品を3つ書いています。第3楽章と同じ素材による"Lightning Field"(2015)、第2楽章の素材による"This Cruel Moon"(2017)に続き、第1楽章（と第3楽章）の素材による"Until the Scars"が2019年に初演されて完結（？）しました。