有名な文学作品書き出しクイズ #意外とわからない文学作品クイズ
ビュー数5579平均正答率70.3%全問正解率2.9%
正答率などの反映は少し遅れることがあります。
1. 島崎藤村の小説「夜明け前」の書き出しは次のうちどれ?
- 蓮華寺では下宿を重ねた。
- 温野菜はわりと海の外である。
- 木曽路はすべて山の中である。
「蓮華寺では~」は同作者の「破戒」の一文。
「温野菜は~」はYouTubeの人気チャンネルQuizKnockの動画で出題されたクイズが元ネタ。
2. 小林多喜二の小説「蟹工船」の書き出しは次のうちどれ?
- 「俺らもう一文も無え。―――糞。こら」
- 「おい地獄さ行ぐんだで!」
- 「あら、天国は伺わなくてよ」
「俺ら~」は同作品の一文。
「あら、~」は一問目と同じくQuizKnockの動画で出題されたクイズが元ネタ。
3. 芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」の書き出しは次のうちどれ?
- 或春の日暮です。
- ある日のことでございます。
- ある日の暮方の事である。
「暮方の」は「羅生門」、「或春の~」は「杜子春」。どちらも芥川龍之介の作品。
芥川龍之介「ある~」で始めがち説。
4. 夏目漱石の小説「草枕」の書き出しは次のうちどれ?
- 山路を登りながら、こう考えた。
- 私はその人を常に先生と呼んでいた。
- 医者は探りを入れた後で、手術台の上から津田を下した。
「医者は~」は「明暗」、「私は~」は「こころ」。どちらも夏目漱石の作品。
「山路を~」の後に続く「智に働けば角が立つ情に棹させば流される意地を通せば窮屈だとかくに、人の世は住みにくい」という文は一度は見たことあるのでは?
5. 森鴎外の小説「舞姫」の書き出しは次のうちどれ?
- 保吉はずっと以前からこの店の主人を見知つてゐる。
- 独逸への留学が決まったのは半年前のことであった。
- 石炭をば早や積み果てつ。
「保吉は~」は芥川龍之介の「あばばばば」。
「独逸への~」は問題製作者が適当に考えた文。これを選んだら何問あってようが全問不正解レベル。
6. 江戸川乱歩の小説「D坂の殺人事件」の書き出しは次のうちどれ?
- それは九月初旬のある蒸し暑い晩のことであった。
- それは三月中旬の肌寒い雨の日のことであった。
- それは一月下旬の底冷えのする寒い明け方のことであった。
誤答の二つは改変しただけ。これも間違えたくないところ。
7. 梶井基次郎の小説「檸檬」の書き出しは次のうちどれ?
- 安穏とした日常は何の前触れもなく一変した。
- えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。
- 私の心にもやもやとした黒い雲が揺蕩っていた。
8. 谷崎潤一郎の小説「細雪」の書き出しは次のうちどれ?
- 「こいさん、頼むわ。ーーー」
- 「たえさん、頼むわ。ーーー」
- 「さちさん、頼むわ。ーーー」
9. 太宰治の小説「人間失格」の書き出しは次のうちどれ?
- メロスは激怒した。
- 私は、その男の写真を三葉、見たことがある。
- 夜が明けてきました。永いこと苦労をおかけしました。
「メロスは~」はもちろん走れメロス。
「夜が明けて~」は斜陽の一文。
10. 夢野久作の小説「童貞」の書き出しは次のうちどれ?
- 「俺はここで死ぬのかな・・・・・・」
- 僕の前に道はない僕の後ろに道はできる
- 私がその女に会ったのはツイ三日前のことだった。
「僕の前に~」は高村光太郎の道程。これは小説ではなく詩である。
「私がその女に~」は問題製作者が考えた文なので消去法でわかったはず。
有名な文学作品書き出しクイズ #意外とわからない文学作品クイズ
0 / 10点
あなたの正答率は86.4%で、平均の70.3%よりも上です!
クイズをやり直す
都道府県のご当地クイズ
人気急上昇中
お絵描き診断
「死」の漢字を書いてわかるサイコパス度
もっとクイズを見る