頑張ってください #鈴鹿峠検定

国道1号線(東海道)が通っています。国道25号線(奈良街道)は加太越を、477号線は武平峠を通って鈴鹿・布引山地を越えています。

鈴鹿峠は三重県亀山市と滋賀県甲賀市の県境となっています。名前に反して鈴鹿市にはありません。

鈴鹿峠の標高は357mで、東京タワー333mと近い高さです。あべのハルカス300mより高く、ブルジュ・ハリファ830mより低いです。

鈴鹿馬子唄に「坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山 雨が降る」と詠われたように、坂下宿と土山宿の間に鈴鹿峠はあります。 和田宿と下諏訪宿に挟まれたのは和田峠、小仏宿と小原宿の間にあるのは小仏峠です。

天武天皇が壬申の乱の際、東国に向かう際に増水した川を、駅鈴をつけた鹿に乗って越え、それ以来その川が鈴鹿川と呼ばれ、地域の地名になったという逸話があります。坂上田村麻呂は鈴鹿峠の山賊を倒したとされ、彼を祀る田村神社が峠の近くにあります。

三関は鈴鹿・不破・逢坂とされます。なお元々は逢坂の代わりに愛発が三関の一つとされました。

峠の山道に鏡の用に景色をうつす岩があり、この岩にうつった旅人を襲ったとも、この岩を鏡代わりにして化粧をしたとも言われています。なおその岩は後に山火事で表面が焼けてしまい、現在ではかつてのような輝きは失われています。

かつて鈴鹿関が置かれた関の町での祭りに使われた山車が豪華であったことに由来するとされます。

名神高速道路は元々中央自動車道の一部として建設され、鈴鹿峠の勾配を避け関ヶ原を通っています。その後技術の進歩により、後の時代に作られた新名神高速道路はより距離の短い鈴鹿峠経由で建設されました。名阪国道は名古屋・大阪間の距離が最短となる奈良街道・加太越に沿って建設されました

鈴鹿峠の山賊・鬼丸の正体を見破ったある僧は、鬼丸に殺される際、問題文の呪文を唱えて自らの霊を弔ってほしいと鬼丸に頼みました。その呪文は「鈴鹿山の鬼丸は長野殿の孫六」の読みを変えたものであり、このため鬼丸は思わぬ形で自らの正体を明かしてしまい、処罰されたと言われています。